投稿日:2018.8.14 / 最終更新日:2018.9.11

ADHD

                    

ADHDとは、Attention Deficit Hyperactivity Disorderの略。注意欠如・多動性障害の総称です。

脳の機能不全によって、生活していく上で、様々なトラブルを引き起こす、発達障害のことです。

ADHDの特徴は3つ。

「不注意」「多動性」「衝動性」です。

この3つはADHDの基本症状といいます。すべての特徴が見られる人もいれば、1つだけ強く見られる人もいます。

具体的にはどういうことかというと

不注意

  • 注意力にかける。
  • 忘れ物が多い。
  • 忘れっぽく、物をなくすことが多い。
  • 片付け、整理整頓が苦手。
  • 人の話にボーっとすることがある。
  • 注意が長続きしない。
  • 気が散りやすい。
  • 身だしなみに無頓着。
  • 注意力や集中力がない一方で、好きな事には集中しすぎる。

多動性

  • じっとしていられない。
  • 落ち着きが無い。
  • じっと座っるのが苦手。
  • 静かにすべき場所で静かにできない。
  • そわそわして体が動いてしまう。
  • 貧乏ゆすりなど、手足を常に動かしている。
  • 早口。
  • 退屈が苦手。
  • せっかちで先走る。
  • 過度におしゃべりをする。

衝動性

  • 結果を考えずに行動する。
  • 判断と行動が早い。
  • 順番を待てない。
  • 自分勝手な行動にみられやすい。
  • 思いついたことをすぐに口にする。
  • 相手の話を最後まで聞いたりすることが苦手。
  • 会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言する。
  • 他の人の邪魔をしたり、奪って自分がやったりする。
  • 人のものを無断で使ったり、奪ったりする。
  • けんかになりやすい。

ADHDの3タイプ

ADHDには3つの症状があることを分かっていただけたかと思います。その現れ方の傾向は個性があり、大きく3タイプになります。性別によってもタイプの傾向が違います。

不注意優勢型

不注意症状が色濃いタイプ。

  • 女性に現れることが多い。
  • 物事に集中することが苦手。気が散りやすい。
  • 忘れ物や物をなくすことが多い。
  • ぼーっとしていて、人の話をあまり聞いていない。
  • 飽きっぽい半面、好きなことに対しては集中する。

多動性・衝動性優勢型

多動と衝動の症状が色濃いタイプ。

  • 男性に現れることが多い。
  • 落ち着きがなく、体を動かす傾向にある。
  • じっと座っていることが苦手。
  • 衝動が抑えられず、相手の話を遮り、発言してしまう。
  • 衝動的なため不適切な発言が多い。

混合型

多動・衝動・不注意の症状が混ざり合っているタイプ。

  • 多動性・衝動性優勢型と不注意優勢型の両方の特徴を併せ持つ。どちらがより色濃く出るかは人によって、まちまちです。
  • 忘れ物が多く、よく物をなくす。
  • 落ち着きがなく、じっとしていられない。
  • 順番を待てない。
  • ルールを無視することが多い。
  • 衝動的に行動をすることが多い。

まとめ

ADHDの特徴として、忘れ物が多いというのがあります。忘れ物が多く、上記の症状など当てはまる項目が多い方は、一度、ADHDを疑ってみるのもいいかもしれません。