忘れ物対策として、食事面からの改善
私たちの身体を作っているのは、普段の食事。食事の栄養面を見直すことで、忘れ物対策にアプローチしていきましょう!
では、どんな食品が物忘れに働きかけるのか見ていきましょう!
青魚
青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。これらには悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにする効果があるといわれています。青魚のほかに、ウナギやマグロのトロ、真鯛といった魚にもDHA・EPAは含まれています。またビタミンDは不足すると認知機能の低下が早まるという報告がある。ビタミンDは、魚に多く含まれています。
野菜や果物
野菜と果物を多くとる人は認知症の発症率が65%も下がったという研究結果もあります。酸素とブドウ糖を大量に消費する脳は、活性酸素が蓄積しやすい臓器です。抗酸化作用のある食品を食べる必要があるのです。抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、ポリフェノール、ベータカロテン、リコピンなどは積極的に食べるとよいでしょう。ビタミンCはかんきつ類、パプリカ、パセリ、柿など。ビタミンEはかぼちゃやほうれん草、アーモンドなど。ポリフェノールはブドウ、ワイン、イチゴ、ブルーベリー、リンゴなど。ベータカロテンはニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に入っています。リコピンはトマトが代表的な食材です。
大豆製品
大豆に含まれているレシチンは、神経伝達物質を生み出す成分になります。神経伝達物質は視覚や聴覚で得た情報をスムーズに伝達するために必要な物質で、これが不足すると記憶力の低下をまねく。
オリーブオイル
オリーブオイルにも、青魚同様不飽和脂肪酸が含まれています。オリーブオイルに含まれている不飽和脂肪酸はオレイン酸というもので、血中のコレステロールや中性脂肪をコントロールする効果がある。動脈硬化や脳梗塞のリスクを低下させる効果が期待できます。
コーヒー
カフェインが脳の働きを助けてくれる。1日1杯以上飲むと、認知機能の低下が約半分に抑えられたという研究報告もあります。飲む目安としては1日1~3杯くらい。ブラックで飲む方が良い。砂糖の糖分は機能低下を招きます。